自らの頭を撫でてやっても、結局それは心の中でうまれた誰かの頭だったのだ。
この湧き上がるリビドーをそれ以上どこへ発散させたらよいのかわからぬ。
マンガ絵にぶつけるのでは駄目なのだ。…音楽かな。
ほんとうの誰かよ。肌を撫でさせてくれ!
私を撫でてくれ!いまや我が膨らみに抵抗はない!
後ろから抱いて固めてくれ。
ついに、オンナノコであることへの憧れをいだき始めた。
オンナノコであるとは何かは不明だ。不思議と、ただ、ソレがいいかな…現状の肯定になるかな…そしてオンナノコとしてオンナノコと人生を共にしたい。
こうも安定しない、よくわからない人間は不安がられる。だからもうきっぱりと女の子になってしまおう…そうどこかでは考えてるのかもしれない。
なぜきっぱりとヤローにならないのかというと、体を比べるから。
オンナノコになる事の明確な定義など考えたくない。
スカートだって穿きたきゃ誰でも穿きゃいいって言うし。でも自己満足の第一歩はスカートがいい。
…スカート穿いて歩く人あんまり見ないけどな。