お日様が顔を出した昼間は、南側の自室に植物たちを招待し、日光浴をさせてあげよう。
団地が好きだ。団地に住みたい。団地に住んだことがない。いや、ほんとうはあるが、3歳の頃の事だから全く記憶がない。市内の団地の3階に住んでいたらしい。
近くの団地を見に行った。優しい色合いでなかなかいいデザインだとおもう。
母とばーちゃんが昔住んでいたという。
廊下に、部屋の大きな窓がある。昼間でもカーテンを閉められている。カーテンを開けたままだと廊下を歩く見ず知らずの人に部屋の中を見られるだろう。目が合うかもしれない。だからカーテンを閉めよう。そりゃそうなる。
…そんな部屋に大きな窓を付ける意味がわからない。
(ヤダッ!!三脚使ってないのにも関わらず完璧な一点透視図法じゃない!?)
「郵便物にイタズラするのはやめなさい」の張り紙。
「空き巣が多発しています」の張り紙。
オイ、治安悪くないか。
「とくに1階の住民は気をつけて」ことさら1階の住民たちに不安を煽る。
空き巣っているもんなんだ。怖いね。みんなも気をつけよう。空き巣しないように。
うちはみんな捨てられない人だ。
食べ切れないから捨てるなどあり得ない。