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札幌中央クリニックへ連れていってもらう。
11時頃出発してばあちゃんを親戚の団地に置いて、午後4時まで母とぶらぶら街歩きする。
札幌は小雨のような雪で、あまり寒くない。
キヨスク、狸小路など田舎では見られない変わった店がたくさん立ち並ぶ。
「山猫バル」のチーズハットクを食べる。
サックサクで味がいい。今までで一番か二番のうまさ。
初めて食べた沖縄イオンライカムの砂糖の甘みザクザク感は好みが分かれそうだったが、これはしっかりした旨味がある。
クリニックはあやしいふんいきのビル内の整形外科で、待合室は壁になっておりプライバシー保護される。
まず個室で先生から母と説明を受ける。
今回初診料と血液検査とホルモン注射(アンドロゲン)で、17,000円…
ここでは声を出して喋ろうと思ってた。
やけに腕が細く骨ばった優しそうな看護師さんと自分と二人で診察室へ向かう。
この看護師さんは私が喋るのが苦手だと知らないかもしれない。
フルネームをお願いしますと聞かれ声を振り絞る。きちんと伝わった。
ベッドに仰向けになると、枕が特殊形状で、横の様子が見えず天井を見つめることになる。
血液検査は一発で血が通り、全然痛くない。
次にホルモン注射、腕とお尻どちらにしますかと聞かれ、「痛くないほうで」と言えた。
お尻のほうが痛くないですよ~とすんなりと返してくれたのが嬉しかった。幸運だ。
今回は尻の右側、次来た時は左側に打つという。尻も全然痛くなく、早く終えた。本当に打ってくれてるのか心配になるほど。
針を刺す際に「ちくっとしますよ~、…チクッ!」といちいち言ってくれるのが可笑しい。
多量のアンドロゲンが私の体の血管だかナンダカを通るのも勿論嬉しいが、
声を出して他人と話せた事は特に生きるうえでの大きな自信に繋がった。
アンドロゲンでなくエナルモンデポーだったら面白かったのに。
帰りにポケモンセンター
行きと帰りに札幌市内で二度バスに乗った。
沢山歩き、様々ないい経験をした日。
丁度この日生理が来た。ホルモンの影響で途中で途絶えるのだろうか、出るように作られた血は出るのだろうか。