佐々木典士 著「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」を図書館から借りてきて二日で読み切る。(読み物は精神的緊張が続く為にさっさと読み終わらせてしまいたい)
売れたミニマリストというと一風変わったスピリチュアルで神みたいな人を勝手に想像していたが、そこらへんにいくらでもいるようなネガティブ思考寄りな元マキシマリスト汚部屋住人だった。モノを捨てて考え方が変わった、人と比べなくなったという。それが本当なら私も本格的にミニマリストになろうではないか。まさに考え方を変えられず、人と比べて苦しんでいるのだから。
おもえば私は社会経験が少ないためか、「自分の価値をモノを通して伝える」ことはしない。高い服を着て歩きたいとも、知的なフリをしてかっこつけたいとも思わない。ブランド志向の高級品を見てむしろ人の見栄と消費社会のちらつきに情けなくなる。これは考えすぎだろうか。
モノで人と比較しない。内面や人間関係で比較し、苦難する。
「ミニマリストは目的ではなく手段」。モノを手放すうちに考え方や生き方がシンプルになるのだと思う。ミニマリズムは関心が尽きない。